うつの症状に漢方をおすすめする理由

自分の体験をもとに、うつから早く解放されたい人を応援するブログです

私とうつと漢方薬:心療内科で治療がはじまりました

こんばんは。

ゆきみそうです。

 

前回の続きです。

 

予約の電話から1か月…。

長い1ヶ月でした。

 

ようやく病院に行く日がやってきました。

 

その時すでに私は限界でした。

体力も気力も使い果たし、最後の希望を求めて病院に向かいました。

 

ただ、ここに行けば「楽になれる」「私を何とかしてくれる」そう信じて。

 

赤ちゃんは家で母が見ていてくれました。

 

呼ばれて中に入って先生に診てもらう瞬間、涙があふれて言葉になりませんでした。

「もうだめです。もう限界なんです。助けてください。これ以上耐えられません。」

 

それだけ言って、しばらく泣きました。

 

先生も私の限界具合を察知してくれたのか、少し待って私の涙が少し収まってからゆっくり話を聞いてくれました。

 

そこで、出産時に思ったことが重荷になっていること、赤ちゃんとの生活が不安なこと、身体が動かないこと、眠れないこと、食事もとれないこと、自分なんて消えてなくなってしまえばいいのにと思うことなど、今まで保健士さんや、母に話してきたことをすべてお話ししました。

 

そして最後に。

 

「これはあなたのような症状で来るお母さん全員に聞いていることですから、深く考えないでくださいね。もういっそのこと、赤ちゃんと一緒に・・・・ということは考えていませんか?」

 

と、先生は言いました。

 

「私一人は考えましたが、それだけはありません」

 

これは、はっきり答えられました。

 

私がいなくなったら赤ちゃんが困る、夫が困る、母が困る、だから逝けない、それは理解したうえで、「消えてしまいたい」と強く願う自分に、言い聞かせているようでした。

 

病院ですべてを吐き出して、もう限界だと訴えて、薬をもらったことで少し安心できました。

 

結局2時間かかりました。

 

そして、薬を飲んだ次の日、私の心はびっくりするくらいに軽くなっていたのです。

いままで淀んだ沼のようなものが身体の中心にわだかまっていたのが、嘘のように消えていました。

 

病院に行って良かった、そう思った瞬間でした。

 

そのあと、しばらくこの病院に通いました。

施設が整っている病院だったので、心理テスト、脳波の検査、カウンセリングなどを受けることができました。

 

そこで、もともと私は不安が強いタイプだということ。

 

それを脳の中でセーブできていたのが、ホルモンバランスの影響で崩れてしまい、セーブできなくなって暴走している状態になっているということ。

 

その暴走を抑えるための薬を処方したという説明を受けました。

 

飲み続けていくうちに、たまに薬を飲み忘れて、慌てて飲むことがありました。

 

先生には、

「薬を飲み忘れても過ごせるのなら、飲み忘れても構わない」と言われました。

そのうちに薬なしでも過ごせるようになるから、と。

 

他の先生ではこんなこと言われないかもしれませんね。

 

ここまで読んでくださってありがとうございました。