抗うつ薬の効き目と服用期間について
こんにちは。
ゆきみそうです。
このブログは、うつ病を患った私が、西洋医学のお薬と東洋医学の漢方を使って、リバウンドすることなく断薬に成功した経験をもとに、同じ病に悩んでいる人たちのお役に立てればと思いながら書いています。
うつ病の治療には、投薬治療が欠かせません。
しかし、抗うつ薬は効き目が出るまでにしばらく時間がかかります。
効き目が出る前に副作用が先に出て困ることもありますが、医師からきちんと説明されるはずなので、副作用が辛いからと独自の判断で服薬を中止することなくきちんと飲み続けてください。
効き目が出るには大体1週間くらい経ってからになります。
充分な効果が現れるには4週間ほど必要と言われてます。
抗うつ薬は血中の濃度を一定に保つことで効果が現れる薬ですから、自分の判断で減らしたり、やめたりはしないようにしましょう。
どうしても副作用が辛いときは、その副作用を抑える薬を出してもらうなど、医師にきちんと相談することが大切です。
抗うつ薬は、少量から初めてだんだんとその量を増やしていきます。
必要量になったらそのまましばらく維持。
その後、経過を見ながら少しずつ減らしていくという使い方をします。
副作用が出たとしても、耐えられる程度のものであればそのまま続けることもあります。
それは、多少の副作用よりも、必要量の薬の効き目で症状が軽くなることの方が大切だと考えるためです。
それでも効果が出ないときは、抗うつ薬の種類を変えたりして対応します。
抗うつ薬は、飲み続けながら、患者さんの様子を見て調整していくものです。
ですから、途中でやめたりすると、効果がわからなくなったり、悪化することもあります。
人によっては3ヶ月ほどで治る人もいますが、大抵は全快するのに半年くらいはかかります。
私のように5年かかる人もいます。
もっと長い人もいるかもしれません。
早く治そうと焦るのではなく、ゆっくりと付き合っていくことが大切なのです。
抗うつ薬を飲んでいると、体が軽くなったり、意欲がわいてきたりすることがあります。
すると、「もう治ったのでは?」「薬はもう必要ないのでは?」と考えてしまいがちですが、それは大きな間違いです。
うつの症状が消えたとしても、脳内の神経伝達物質のバランスが正常になったとはかぎらないからです。
もしまだ正常に戻っていないのに薬をやめてしまうと、またバランスが崩れてしまい、症状がぶり返してしまうことがあります。
そのため、症状が安定しているように思える時期でも、量を減らしながら薬を飲み続ける必要があるのです。
うつ病は再発しやすい病気でもあります。
以前にお話ししたように、うつ病を発症した環境の中にまた戻ってしまうと、またうつ病になるかもしれません。
環境を変えて、生活を変えて、自分を変えて、ストレスに強くなって、再発防止につとめましょう。
基本的にうつ病の再発予防のためには、通常の生活に戻った後も1年間ほどは薬を飲み続けたほうがいいと言われています。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
今日のこの1日があなたにとって少しでも良い日になりますように。
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