漢方の視点から治療を考える
こんにちは。
ゆきみそうです。
私たちは具合が悪くなると病院に行ったり、薬を飲んだりしますね。
西洋薬は、出た症状に対して、具体的にその症状を改善する治療をするための薬です。
一方で漢方薬は、症状そのものに焦点を当てるのではなく、その人の症状を含めて全体の状態を診ることで、体のバランスを整えて、症状を緩和させることを目的としています。
同じ病気でも、症状や体質によって違う薬を処方する「同病異治(どうびょういち)」という理論があります。
また、異なる病気に対して同じ薬を処方する「異病同治(いびょうどうち)」という理論もあります。
たとえ症状が違っていても、根本の原因が同じであれば、同じ漢方薬を処方されるのです。
症状は1つでないことが多いので、複数の効能のある生薬を処方されることも多くあります。
私もうつの治療の途中で、転院したり、妊娠したり、出産したりしたので、そのたびに漢方薬の調合を変えていただきました。
妊娠前は、不妊症に効くものを入れてもらったり、妊娠、産後は血液を多くする作用のものを入れてもらったり、気分や体調の乱れ具合によっても、生薬の量の加減で調整していただいたりして、治療していました。
漢方薬は体のバランスを整えるので、私の場合は、なんとなく体が軽くなったり、気分が良い日が増えたり、意欲がわいて着たり、食欲が出てきたり、風邪をひきにくくなったり、平熱が上がったり、お通じが良くなったりと、相談した内容以外でも改善したことがたくさんありました。
何が原因なのか、
どんな症状が出ているのか、
どんな体質なのか、
それらを深く追求して、あなたに合った薬を調合してくれるのが漢方薬のいいところです。
体のバランスが整うと、気分もすっきりしますし、免疫力も上がります。
もし体調不良に悩まされていたり、身体のバランスが偏っているような気がするのなら、私はぜひ漢方薬をおすすめしたいと思います。
機会があったらぜひお近くの漢方薬局に相談しに行ってみてくださいね。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
今日のこの1日があなたにとって少しでも良い日になりますように。
何か聞いてみたいことはありますか?
私の経験でお役に立てるなら、お話しできればと思っています。
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