私とうつと漢方薬:うつを抱えて新しい命を迎えました
こんにちは。
ゆきみそうです。
もともと、うつ病になりやすいタイプだったのかもしれません。
真面目で我慢強く、責任感も強い性格。
ストレスと上手に発散させる方法を知らなくて、ため込んでしまってはお腹が痛くなり、胃薬や痛み止め、ビタミン剤で紛らわせていました。
いつも先のことが不安で、「そんなことない」と自分で不安を打ち消しては、少しずつ前に進んで生きてきました。
今まではそれでなんとかバランスがとれていたのですが、出産という大仕事とホルモンバランスの乱れによって、私の中のバランスが一気に崩れてしまいまいた。
一度崩れたバランスはそう簡単には戻りません。
私は最初はすぐに治ると思っていましたが、症状は悪化する一方。
心療内科で本格的な治療をはじめ、その後、漢方薬局で体を整えるための漢方薬を処方してもらって、だんだん回復していきました。
時間はかかりましたが、望んでいた2人目の出産まで実現できたのは、支えてくれた人たちのおかげです。
夫、母、子どもたち、親友、心療内科の先生、漢方薬局の先生、保健士さん、多くの人の理解を得られ、協力してもらえたおかげで実現できたことです。
2人目も、産婦人科の先生の心配していた障害も特になく、無事に元気で生まれてくれました。
宝物が増えた瞬間でした。
いくら感謝しても足りません。
入院中も、薬は欠かさず飲んでいました。
漢方薬はさすがに煎じることができなかったので、母に煎じたものをマグに入れて持ってきてもらい、それを飲んでいました。
そのおかげか、1人目の出産のときは不安で押しつぶされて眠れなかったのに、2人目の時はぐっすり眠ることができました。
1人目で経験しているからか、いいようもない不安に襲われることもなく、心の状態は安定していました。
入院中の食事もしっかりいただき、母乳が出るようにマッサージを欠かさず行い、お世話に励みました。
退院後は実家で過ごしました。
赤ちゃんは元気に産まれて来てくれたものの、母乳を吸う力が弱く、どんどん体重が減っていってしまいました。
1週間後の検診の先生の指示で、母乳中心からミルク中心に切り替えましたが、「赤ちゃんが大きくなってくれるならそれでいい」と落ち込むこともありませんでした。
以前の私なら「母乳=母」のイメージが強かったので、深く落ち込んでいたと思います。
でも、赤ちゃんのことを考えたらそうもいっていられません。
先生の指示に従って、ミルク中心に変え、飲む量もほんのわずかだったので、頻回授乳にして、なんとか体重をもどそうと必死になりました。
そのおかげで、成長曲線よりはずいぶん下でしたが、少しずつ体重も増えていきました。
1人目の子も、ミルクをあげるのを手伝ってくれたり、オムツをとってくれたりと手伝ってくれて、助かりました。
赤ちゃんが眠っているときは、ずっと私にくっついていましたが。
通院できなくなることを考えて、薬は多めに処方していただきました。
心療内科の薬は、必要量の倍で出していただき、2ヶ月分ストックしました。
先生も事情を分かってくださり、無理しないでと言ってくださいました。
漢方薬局の方は、2週間ごとに通っていましたが、4週間分出していただき、それを煎じて飲みました。
足りなくなったら、「名前を言ってくれれば事情は分かっているので、代理の人でも薬を出しますよ」と言ってくださったので、母にお願いして切らすことのないようにしました。
うつを抱え、薬を飲みながらも授乳をし、赤ちゃんの成長に全く影響がないわけではないと思いながらも、「きっと大丈夫」と信じて、周りに助けてもらいながら育児をしていました。
里帰りが終わり、家に戻ってからも、それほど辛いと感じることはありませんでした。
1人目の幼稚園が始まる時期と重なっていたので、準備もたくさんあり、辛いと思っている暇もなかったのも良かったのかもしれません。
引越しをしていたので母に来てもらうことはできなくなっていましたが、悩み事は保健士さんに相談しながら、病院にも、漢方薬局にも通いながら、たまに母に電話で話を聞いてもらって、私たちの新しい生活が始まりました。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
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