うつの症状に漢方をおすすめする理由

自分の体験をもとに、うつから早く解放されたい人を応援するブログです

私とうつと漢方薬:うつになった理由②

おはようございます。

ゆきみそうです。

 

前回の続きです。

 

里帰りから戻ったあの日…

 

私はいつものように息子のお世話をしていました。

その日は夫もいたので、家の掃除や洗濯などをバタバタとこなし、母のありがたみを実感していました。

 

その日の夜のことでした。

 

息子を枕元に寝かせ、私も寝ようとしたのですが全く眠れません。

急に不安が襲ってきたのです。

 

新生児突然死症候群への不安が急に大きくなりました。

私が眠っているあいだに、この子が死んでしまったらどうしよう。

異変に気付いてあげられなかったらどうしよう。

 

そして、産む瞬間の「赤ちゃんなんていらない」と一瞬でも思ってしまったことへの深い後悔が一気に押し寄せてきました。

 

夫は隣の布団でぐっすり眠っています。

 

私は結局、朝になるまで一睡もできず、眠っているわが子を見つめていることしかできませんでした。

 

夜中の授乳が何度もあるので、このころはまだ眠れなくてもそんなに辛くなかったのが幸いでした。

 

翌日、夫が仕事に出かけてからが私にとって地獄の始まりでした。

 

赤ちゃんがいるのに、孤独感がぬぐえず、ひとりきりでどうしようと不安に押しつぶされそうでした。

 

育児だけで精一杯、自分のことはなにもできず、食事ものどを通りません。

 

添い寝しても眠れることはなく、ただただ涙が止まらない。

 

母乳をあげるために、砂をかむ思いでご飯を食べました。

 

 

私はもともと自分のことを話すのが苦手です。

最初は抵抗がありましたが、保健所の育児相談の電話で話を聞いてもらうことにしました。

 

 

優しく話を聞いてくれる保健士さんに、ぽつぽつと話をはじめ、「みんなよくかけてくるわよ」「あなたはがんばっているわよ」「なんでも話して」と続きを促してくれる優しい言葉に、胸のうちの不安、罪悪感、おしつぶされそうで辛いこと、一人きりでどうしたらいいのかわからないこと、たくさん話を聞いてもらいました。

 

1時間くらい話したでしょうか。

 

「会いに行きましょうか?」と保健士さんが言ってくれました。

 

「赤ちゃんの様子も見たいし、あなたのことも心配だから、訪問してもいいかしら?」

 

と。

 

その2日後、保健士さんが来てくれました。

 

息子の様子を見て、まず「ちゃんとがんばっているじゃない」と一言。

それでまた涙が出てきました。

 

話を聞いてもらった日はいいのだけれど、次の日になるとまた気持ちがリセットされてしまい、不安が襲ってきて辛い思いを聞いてもらいました。

 

その日以来、1か月に1度、保健士さんが来てくれるようになりました。

 

電話は1週間に1~2回していました。

 

 

3か月くらい経った頃でしょうか。

「気がのらないかもしれないけど、一度心療内科を受診してみたらどう?」

と、言われました。

 

 

充分その保健士さんを信頼していた私は、勧めに従って教えてもらった心療内科にかかることにしました。

 

でも、電話したところ「初診は1か月待ちです」と言われ待つことに。

 

この待っている間に、症状はもっと悪くなっていきました。

 

ここまで読んでくださってありがとうございました。

続きはまた次回。